フィンランドパイン・マシンカットログ(角ログ)

 

高さ2mの高基礎で土留めと地震対策を施し、半分は直径40cmと30cmの柱状の独立基礎になっています。

ログ積みの途中。
一段目を組むのは墨だしなどの作業があるので少し時間がかかりますが、この日はお施主様家族のお手伝いも有り、18段中17段まで組み上げることができました。


ログが交わる部分には断熱材を隙間風対策としていれていきます。
   

ログの建方が終わりました。
向こうに見えるのは、三角の妻壁の骨組み。今からクレーンで妻壁を建ち上げます。

両サイドの妻壁が建ち上がった後は、棟木を上げます。

上)棟木が上がった状態。

下)さらにドーマー、野地板貼りも終わって随分屋根らしくなりました。
   

パインは木肌が白いので、屋根に野地板が貼れるまでの2、3日の間に、太陽が当たっていたログの内部分も日焼けをしました。

玄関上部。野地板は母屋・破風に合わせて最後にカットします。

ログウォールを貫通している通しボルトの下端。セトリングが起きたらこれを締めます。
   

ここまでできると、内装以外にも外壁塗装などに忙しくなります。赤色のケーシングはお施主様の奥さんが丁寧に塗っておられました。

北西から。落ち着いた屋根の色がとても素敵です。

玄関の入り口はいかにもログハウスらしい外観です。
   

外の階段やデッキ部分には防腐材を使います。

ガラス細工入りの素敵なドアです。

お施主様の息子さんが見つけてこられた玄関ライトです。
   

ログハウスには欠かせない薪ストーブ。

モルソーのこの小型ストーブの側面には、リスの模様がついていて愛らしいです。

省スペース用階段。フィンランド・パイン材でとても美しい仕上げです。
   

この階段はセトリングにも対応したデザインで、スライディングして動かせるようになっています。


この地域は冬になるとかなりの積雪があるので、垂木の開き止めをつけました。天窓もありロフトも明るい空間になっています。

外壁は2回ノンロット塗装しました。上を向いて軒天を塗るのが一番大変。大聖堂の天井絵を描いたミケランジェロの苦労が少し分かる!?
   

裏面の東からみた外観。
奥の高基礎部分は地下倉庫として利用できます。

薪の山!お施主様が薪ストーブ用にチェーンソーでサイズを合わせて切っておられました。冬が楽しみですね。

広いデッキからは琵琶湖が一望できます。

   

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